12月11日(水)、上海市浦東新区恵南鎮為民路にある上海工商外国語学院付属小学校で、学生数十人が嘔吐や発熱などの症状を訴える出来事があった。
一部の親からは、集団食中毒を疑う声が上がっているが、学校側は、校内の食堂衛生には問題はないと否定。大気汚染が関係しているという見解を発表した。その後、区教育衛生部門が同小学校の検査を実施し、急性胃腸炎などを引き起こす「ノロウイルス」を確認、校内の消毒処理を行った。同校では約1000人の生徒が在籍し、現在、そのうち約100人が病欠となっている。
また同日、市閔行区雅致路にある莘光学校でも、一部の生徒が嘔吐や下痢などの症状を発症。診察の結果、白血球の増加が見られ、細菌の集団感染が疑われている。(12月15日)
~上海ジャピオン2013年12月20日号