上海市環境保護局は4月17日(木)、「2013年度第4四半期・環境違法企業リスト」を公表、企業による環境法違反の現状を報告した。
これによると、同期は市内企業254社が〝ブラックリスト〟入り。うち44社が営業停止処分、そのほかの企業には業務改善命令と罰金が科せられた。罰金総額は1651万元。なお、1社当たりの罰金最高額は242万元に上った。
同リストは、2003年に施行。水質汚染、大気汚染、騒音など、市が定める環境基準を違反する企業を四半期に1度のペースで取り締まり、市民へ公表している。違反企業には、罰金、営業停止命令のほか、商業ローンや株式上場などにも厳しい制限が与えられる。
市では、昨年1月黄浦江支流の掘石港で、タンクローリー車の違法操作により、化学薬品50㌧が水道水に流入する事件が発生したことなどを受け、企業に対する違反行為取り締まりを強化している。(4月17日)
~上海ジャピオン2014年4月18日号