上海市知識産権局は4月21日(月)、「2013年度上海知識産権十大典型案件」を発表、CCTV「中国中央テレビ」が放送するドキュメンタリー番組『舌尖上的中国』の動画サイト転載問題など、社会的に関心の大きい知的財産権侵害問題10件が公表された。
12年8月、中国中央テレビは、同番組を無断で転載している件について、動画サイト「土豆網」を運営する「央視国際網絡有限公司」を提訴、裁判所は同社に24万8000元の損害賠償を命じた。同社側はこれを不当とし上訴したが、最高裁は二審で上訴を棄却、一審判決支持を言い渡した。
また同年、医療機器代理販売会社「北京鋭邦涌和科貿有限公司」が「強生公司」を契約違反で訴え、一審で敗訴するも、二審で勝訴し、市場独占に関わる紛争で初の勝訴例となった。(4月22日)
~上海ジャピオン2014年4月25日号