大気汚染に関する新条例  汚染物質排出に罰金50万元

上海市政府は8月14日(木)、大気汚染抑制について定める「上海市大気汚染防治条例」を、10月1日(水)より施行することを明らかにした。

同条例は、無許可で汚染物質を排出した企業に最高50万元の罰金を科すほか、改善が見られない企業に対しては1日毎に処罰を加え、さらに責任者も罰することを新たに規定。また7月1日(火)より、自動車や船舶などの排気ガス排出量基準をクリアしていることを示す緑のシールを表示しない、旧型車の外環状線及び同区域内走行を禁止するなど、排ガス汚染の拡大防止を図っている。

そのほか関係者によると、汚染の原因とされる微小粒子状物質「PM2・5」の2013年の年間平均濃度は、1立方㍍当たり62㍃グラムで、国家基準値の35㍃グラムを77%上回り、今年1~7月で56㍃グラムと、依然深刻な状況を示している。(8月15日)

~上海ジャピオン2014年8月22日号

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