市の食品薬品監督管理局は21日、食中毒予防のため、積極的な対策を講じることを決定、今後、レストランやスーパーなど食品関係の業者に対して、検査をさらに強化する。
今年に入ってから現在までに、市内では計3件の集団食中毒事件が発生している。それによる食中毒は計76人、うち1人が亡くなっている。
3件の食中毒を調査した結果、事件発生の背景にはレストランの無許可営業の範囲拡大や、食品の安全に対する従業員の意識の薄さなどがあるとみられている。さらに、市民の有毒動植物の危険性に対する認識不足や、レストランでの有毒化学物質の誤った管理と使用法なども明らかとなった。
同管理局は、「レストランやスーパーなどに対して、徹底的な衛生検査と指導を行い、食中毒発生の予防に努める」と表明。さらに、ある関係者は「消費者と食品関係業者が、自ら予防対策を行うようにするため、随時食中毒に対する警告を行う」と語った。(4月22日)
~上海ジャピオン4月28日・5月5日合併号より