広東省恩平市人民法院は近日、人身売買の罪で同市に住む夫婦のうち主犯格に対し、5000元の罰金及び懲役5年の実刑、もう一方には罰金2000元及び執行猶予3年の懲役2年を言い渡した。
調べによると、夫婦の兄が雲南省から女性を購入。しかしながら女性に精神病の傾向が認められたため、夫婦は女性を仕事仲間に1万5000元で転売、うち2000元を利益として受け取った。その後購入者が女性の精神状態に気が付き、騙されたとして通報、事態が明るみに出ることとなった。
中国の刑法では、女性や子どもの人身売買に関し、5年以上10年以下の懲役及び罰金を定めている。(11月3日)
~上海ジャピオン2014年11月07日号