上海市公安部門によると近頃、市では「葬儀費」の補助金支給と見せかけた振り込め詐欺が横行していることがわかった。
銀行関係者によると詐欺の内容は、近日家族を亡くした市民のもとに、「民政局」を名乗る人物から葬儀費の補助金を受け取るため、銀行へ行くよう指示する電話がかかってくるもの。中には複数の電話があり、金額が異なるため詐欺と発覚したケースもあるが、市公安治安総隊は近親高齢者に注意を促すよう呼びかけている。
都市部では最近、詐欺の手口が広範化。職場の上司や同僚、古い知人を騙った振り込め詐欺や、知人同士で交通事故を装った保険金取得詐欺などが横行している。(11月3日)
~上海ジャピオン2014年11月07日号