上海で初の感染者を確認 新型インフルエンザの猛威

 市政府のスポークスマンは、5月25日(月)に記者会見を行い、市内で初となる新型インフルエンザ(H1N1型)感染事例が確認されたことを発表した。
中国本土での感染者は、これで計11人となった。
 感染が確認されたのは、30歳の中国籍男性で、5月23日(土)午後、CA178便でメルボルンから上海浦東国際空港に到着。
中国入国時の検査で、体温38・8度、鼻水と咳の症状があったため、空港の検疫職員により市内の病院に移送され、隔離治療となった。
24日(日)に市疾病予防控制センターが検査したところ、新型インフルエンザウィルス陽性となり、25日(月)の再検査でも陽性が確認された。
関係者によると、26日(火)朝時点で、患者の体温は既に36・6度まで下がっており、容態は安定しているという。
市衛生部門は、濃厚接触者48人に対しても医学観察を実施。
5月25日時点では、体調を崩している濃厚接触者はいない。
(5月26日)

~上海ジャピオン5月29日号より

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