冬至となった12月22日(日)、上海市では墓参りのピークを迎え、のべ100万人以上が市内各墓所を訪れた。今冬の墓参り期間とされる13日(土)からの累計は、のべ245万人に達する見込み。
市内54カ所の墓園によると、冬至前日に当たる21日(日)の来園者数は、前日の20日(土)に比べ63・4%増の60万5700人に達した。墓参り客は、嘉定区にある市最大級の墓園「松鶴墓園」や宝山区の「宝羅瞑園」などに集中。例年同様、今年も自家用車での来園が目立ち、墓園が多い嘉定区、浦東新区、青浦区方面へ向かう道路で渋滞が発生。これに対し市路政局は、高速道路の料金所から1㌔以上の行列が発生した場合、部分的または全面的に道路を無料開放し、渋滞を緩和させた。
一方、市内の公共バスを運営する「巴士グループ」は、各墓園に向かう送迎バス路線12本を運行。また市内約20の墓園でも、軌道交通2号線「徐徑東」駅や11号線「上海賽車場」駅など、最寄り駅からのシャトルバスを計1480便運行し、墓参り客の利便を図った。(12月22日)
~上海ジャピオン2014年12月26日号