6月5日(金)15時頃、市内では突然、大量のあられや、大きな塊を伴うひょうが降り、同時に激しい暴風雨に見舞われた。
この突然の悪天候により、市内各地で屋根のあるところに急いで避難する市民たちの姿が見られた。
悪天候が始まったのは、市北西部の嘉定区で、市中心気象台は、同日13時25分、14時、15時15分に雷警報、雷大雨警報、暴風雨(ひょう)警報を発令。徐匯区では、25㍉のひょうが観測されたほか、15時~16時の1時間の間に、17㍉の大雨となった。
市中心気象団の観測によると、今回の荒れた天気は嘉定区付近で発達した「強対流天気」(対流に起因する短時間の嵐、竜巻など)が原因。また、高温の日が続く中、乾燥した空気中で埃が帯電し、付近の水分を吸い寄せる形で氷結したとみている。専門家によると、「強対流天気」の予測は非常に困難で、早くても発生の30分~1時間前にならないと予報できないという。
(6月6日)
~上海ジャピオン6月12日号より