市水務局が5月15日、漕宝路にある静安新城居民小区で、旧式水洗便器の無料部品交換を実施した。同局では、年内までに、市内で5万セット分の部品交換を済ませる予定。計画では、2010年までに、市内に60万セットある13リットルタイプの旧式便器すべてを、9リットル以下の節水タイプに取り替える。
旧式の水洗便器は大量の水を浪費する。国は節水タイプへの切り替えを指導している。
94年以前に建造した上海の旧式住居は約80万戸。そのうち、20万戸近くはすでに便器を取り替えているが、約60万戸ではまだ旧式便器を使用している。統計によると、そこで使用される生活用水は、上海全市の生活用水の40%を占めるという。
節水タイプの便器を使用すれば、月平均3割の節水効果があるとされる。60万戸分の旧式便器をすべて取り替えれば、1日あたり2万4千立方メートル、年間で1700万元分の水が節約できると見込まれている。(5月15日)
~上海ジャピオン2006年5月19日発行号より