上海市では近日、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス(中東呼吸器症候群)」が韓国で拡散している件を受け、韓国行きの旅行客が減少していることが明らかになった。
韓国政府は近日、MERSに感染する患者が増加を続ける中、警告レベルを〝注意〟から〝警戒〟へ引き上げる予定。
これを受け、中国外交部領事司と大韓民国駐上海総領事館は、韓国へ赴く者、滞在中の中国国民に対し、MERS関連の情報に着目し、防備するよう促している。
韓国の大手旅行会社によると、6月2日(火)午前時点で、上海や北京からの観光客のうち、約300人がキャンセルしたという。(6月7日)
~上海ジャピオン2015年6月12日号