上海市虹口区に住む64歳の男性が、10月27日(火)、失踪するという出来事があった。
男性は失踪の1週間前、すい臓がんであると告知された。すでにリンパ節に転移し、胆嚢結石や胆嚢炎も併発。同日9時頃、入院通知書を受け取った男性は、携帯電話に「家族に迷惑をかけたくない」とのメッセージを残し、姿を消した。
その後、男性の娘が行方を捜していたところ、崇明島に向かったことが判明。
翌28日(水)22時頃、男性が宿泊している旅館を見つけ出したが、部屋に男性の姿はなく、身分証明書と携帯電話、財布、コートが残されていた。
ホテル関係者の話では、13時頃、自転車で外出して以来戻っていないという。
~上海ジャピオン11月6日発行号