上海市虹口区と魯迅文化基金会が合同主催する「第8回魯迅文化ウィーク」が10月19日(土)に開幕したことがわかった。
このイベントは、〝中国近代文学の父〟とも呼ばれる魯迅の思想を学び現代に継承するもので、記念式典では少年合唱団による魯迅追悼の合唱や、300を超える各界代表からの献花が行われた。同時に、虹口区の「魯迅記念館」では「内山完造と中日友好展」が開幕。これは20世紀初頭に市で書店を開き、魯迅とも交流が深かった内山完造の生誕140年を記念した展覧会で、現代の日中文化交流を促進する役割も果たす。
一方、徐匯区では約1年の修繕期間を経て、「上海図書館・徐家滙蔵書楼」が一般公開を再開。築100年を超える同歴史的建築において、19世紀にイギリスの建築家トーマス・アロムが中国の風景を描いたとされる、貴重な銅版画を展示するイベントが31日(金)まで開催中だ。(10月19日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2025年10月24日号