6月9日に開幕する「2006年フィファサッカーワールドカップ・ドイツ大会」のチケットが、インターネットなどを通じて、高値で売買されている。
中国の大手ポータルサイトの「捜狐(Sohu.com)」では、原価120ユーロ(約1300元)の準々決勝戦のチケットが、2倍以上の3000~4000元の高値で売り出されている。
さらに、これらのチケットの中に、偽造チケットが出回っている可能性もあるという。
今期ワールドカップでは、チケット購入の際に実名制を採用したり、チケットのサイズを大きくしたり、チケット用紙を厚手のものにしたりするなど、偽造チケット撲滅のための対策を講じている。
ドイツ総領事館関係者によると、「抽選やインターネット上で入手したチケットでは、観戦当日入場できない可能性がある。チケットの真偽は、領事館側でも分別できない」などとしている。
2006年フィファサッカーワールドカップ・ドイツ大会は、6月9日から約1ヵ月間にわたり、ドイツ国内の12ヵ所のスタジアムで開かれる。(5月30日)