上海市浦東新区の南部、南匯地区の農家で、近頃、動物絡みの騒動が相次いで起きている。
同地区の宣橋鎮、新場鎮、大団鎮ではおよそ20日の間に、鶏と鴨200羽余りが動物に殺されているのが見つかった。関連部門では、この動物を特定するべくプロの捕獲チームを結成。しかしながら未だ効果はなく、浦東林業センターは華東師範大学から赤外線監視カメラ8台を借り出し設置した。
また国家林業局と市人民政府は3月11日(金)、自由貿易区建設と生態保護を協力して推し進めることを決定。上海野生動物園にパンダの保護研究基地を、辰山植物園には華東野生絶滅危惧植物資源育成センターを建設する。
そのほか9日(水)には、日本の環境省が新潟県の佐渡島で繁殖したトキ4羽を中国に返還。日本では絶滅危惧種のトキの繁殖を進めるため、中国から提供を受けている。トキは今後、上海野生動物園にて飼育される。
~上海ジャピオン2016年03月18日発行号