上海市中環線内回り真華路~万栄路間で5月23日(月)午前0時半頃、走行中のトラックの積載貨物が落下し、同路線一部区間が通行禁止となる事故が発生した。
事故を起こしたのは、上海建景有限会社が所有するトラックで、積載していた長さ10㍍余りのセメント製既成杭が落下、一部破片は一般道にまで達した。また落下に伴い、高架の一部が破損した。この事故による死傷者はいなかった。
市路政局によると、同トラックは規定を超える100㌧以上を積載し、さらに小型、あるいは一般車両しか通行できない同路線を走行していたと言う。なお、事故を起こした運転手に関して、飲酒やドラッグ使用の可能性は否定している。
今回の事故による中環線一部通行止めで朝の通勤ラッシュに影響が及び、中でも静安区や宝山区、普陀区などの市北部や西北部の交通渋滞が甚大。また、同区間の復旧には2週間を要する見込み。
~上海ジャピオン2016年05月27日発行号