見上げて太陽を待つ 皆既日食、天候に恵まれず

 皆既日食の発生した7月22日(水)午前、皆既日食を観測できるとされた市には、
日本を含む海外から2万人以上の人が訪れたとされるが、あいにく天気に恵まれず、惜しまれる声が相次いだ。
 観測スポットとして特に人気が集まったのは、人民広場や市中心部の公園、郊外では?山や金山ビーチ、洋山港など。
同日は早朝より市民や観光客らが各地に集まった。
日食は午前8時20分頃よりスタート。
市中心部では、空は朝から雲に覆われていたが、時折雲間から覗く欠けた太陽を楽しむ市民も見られた。
残念ながら、皆既日食を迎える20分ほど前から雨が降り始めてしまったものの、
空が段々夜のように暗くなると、街灯が灯り始め、昼なのにまるで夜のような神秘的な雰囲気に、観測者らはざわめきが広がった。
 このほか、皆既日食に伴う大きな渋滞や、事故などもなく、約400年ぶりとされる世紀の天体ショーは、無事幕を下ろした。
(7月23日)

~上海ジャピオン7月31日号より

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