上海市で今年1月に開催された、市第14期人民代表大会第4回会議の席上で提案された「生理休暇制度」について、市人力資源社会保障局は近頃、同制度を採用しない考えを明らかにした。
同局によると、この制度により女性に対する企業の採用意欲が低下し、女性の雇用機会を減らすことに繋がりかねないとの判断から、不採用に至った。一方「2015年中国女性生理健康白書」によると、全国の約8割の女性が生理期間中に、腹痛や注意力散漫などの症状を感じていると言う。現在、重慶市や安徽省、江西省、浙江省などでは月に1~2日の生理休暇が認められている。
~上海ジャピオン2016年08月26日号