サムスン電子のスマートフォン「GalaxyNote7」のバッテリー発火・爆発事故を受け、上海市に本社を置く中国東方航空と春秋航空は9月14日(水)、同機種の機内への持ち込みを制限したことがわかった。
中国東方航空、春秋航空ともに、同機種の預け荷物としての持ち込みを禁止し、手荷物の場合でも機内での起動や充電を禁ずる。さらにチェックイン時に同機種所有の乗客へ注意を呼びかけていくとした。
同機種はリチウムイオン電池の出火、爆発事故が米国だけで92件報告されており、うち26件は購入者が火傷などのケガを負ったと言う。これを受け中国サムスンは最近、今年7月20日(水)~8月5日(金)に製造された同機種のリコール計画を国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)に提出。2000台弱がリコール対象になる見込み。
そのほか、9月16日(金)から販売が開始された米アップル社の「iPhone7」シリーズから採用されているBluetooth機能搭載のイヤホンについて、一部の専門家から電磁波による大脳への悪影響が指摘されていることに関し、同社は米国連邦通信委員会(FCC)の規則を厳守しており、問題はないと話している。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2016年09月23日号