上海市水産研究所所長らは11月8日(火)、中国香港で、蘇州省の水産会社2社から輸入した上海蟹から基準値を超えるダイオキシンが検出されたとの発表を受け、汚染物質が検出される主な原因は、養殖地の水質や飼料にあると指摘した。
一方一部の専門家からは、今回の検査は欧州連合(EU)で採用されている基準値を参考にしたもので、西洋と食文化の違う中国において、この基準値を適用することを疑問視する声も出ている。また市に流通する上海蟹については、上海復旦大学が昨年品質検査を実施。ホルモン剤などの薬物は検出されなかったとしている。
~上海ジャピオン2016年11月11日号