市のオブジェ、盗作疑惑で撤去 孫娘を探す男性が詐欺被害に

上海市浦東新区の東昌浜江緑地内に設置されていたオブジェが11月30日(水)、盗作疑惑で撤去されていたことがわかった。

このオブジェは2006年に同緑地に設置。しかし最近、オブジェに付いている円盤や中心針などのデザインが、イギリス・ロンドンのテムズ川沿いに1973年に設置された、ウィンディ・テイラー氏設計の日時計彫刻「タイムピース」に酷似していることから、同氏から盗作ではないかという指摘を受けていた。これを受け上海計画及び国土資源管理局が緑地の管理事務所に状況を確認したところ、公共緑地に設置するオブジェに関する規定により、本来事前に審査、認証を受けているはずの同オブジェに、設計者や設計会社などの記録が一切残っていないことが発覚。現在、設計会社などを調査中であると言う。

そのほか市内に住む男性が近頃、行方不明になった孫娘の捜索で3000元余りを騙し取られていたことがわかった。孫娘は14歳の学生で、成績不振で母親に叱られ、11月7日(月)に家出。その後、男性は少女と携帯で連絡を取り合っていたものの、やがて音信不通となった。そこで男性は人探しのサイトを利用し、もし孫娘を探し出せなかったら返金するという約束のもと3000元で捜索を依頼したが、少女を見つけられず、また返金も行われなかったと言う。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年12月9日発行号

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