上海市プリペイドカード協会は最近、各企業が発行するプリペイドカードに関して、不正やクレームがあったものをまとめた「市プリペイドカード商務信用警告企業リスト」を発表。食品会社「克莉絲汀」や美容院「震軒美容美髪」などがリスト入りしたことがわかった。
同協会は、今年初めから9月までに小売店や飲食店など計375社が発行したプリペイドカードの運用状況を調査。「商業プリペイドカード管理辦法」によると、記名制カードのチャージ限度額は5000元、無記名制で1000元以内と規定。リスト入りした企業は、規定額を超える額のカードを発行していたと言う。一方市民からのクレームでは、企業の倒産や音信不通などが8割を占め、カードの解約ができないなど契約に関するものが続いた。このようなクレームは11月までに1529件、294社の企業に対し報告されており、ジャンル別では美容系が119店と最多だった。
また、国家衛生及び計画出産委員会は近頃、上海市と湖南省の公立病院計6施設に勤務する医療従事者が、医薬品費用を通常の3~4割分を水増しして請求。その差額分を不正に受給していたとして、関係部門に即座に調査を実施したうえ、医薬品企業の違法行為を取り締まるよう指示したことがわかった。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2016年12月30日発行号