上海市にある上海航天技術集団第八研究院が開発に携わった、中国初の宇宙貨物船「天舟1号」が4月20日(木)19時41分、海南省の海南文昌航天発射センターで打ち上げに成功したことがわかった。
同機は全長1060㌢、最大直径335㌢、搭載する太陽電池パネルの最大幅は1490㌢。なお、物資輸送量は約6・5㌧で、推進剤補給能力は約2㌧だと言う。宇宙での長期滞在の基礎構築に向け、燃料や食料、交換部品などを運ぶ役割を担うほか、宇宙空間の〝ゴミ箱〟として、廃棄物の回収をするためにも用いられる。今後、宇宙実験室「天宮2号」とのドッキング実験を2カ月で3回行う予定。
~上海ジャピオン2017年4月28日発行号