市で書店が続々オープン 子どもの読書量、月1冊未満

世界図書・著作権デーに当たる4月23日(日)に合わせ、上海市では相次いで新しい書店がオープンしたことがわかった。

黄浦区では同日、「大隠精舎」が初出店。また「大衆書局」は浦東新区の「中華芸術宮」駅近くと「野生動物園」駅近くに、「大隠書局」は黄浦区の「陝西南路」駅近くにそれぞれ支店をオープンさせた。そのほか青浦区の朱家角鎮には、日本の「森岡書店」に倣い、1冊の書籍しか扱わない書店「角里書房」が登場した。専門家によると、今年末までにさらに20店舗が市内にオープン予定だと言い、書店の進出を支援する市の政策や、市新聞出版局らが2016年までに投資した約6000万元が店舗拡大を促したと分析する。

一方、教育評価機構「思来氏教育」などは同日、市を含む全国約14万人の小学生児童を対象に行った、読書習慣に関する調査結果を公表。児童の年間読書数は平均12・75冊であったことがわかった。中でも17%の児童が月に3冊以上の本を読んでいるのに対し、60%が月に1冊未満、33%が本を読む習慣が全くないと回答。読書をする児童と、しない児童の二極化が進んでいることが明らかになった。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2017年4月28日発行号

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