8月28日(金)、豫園派出所がホームレスの身元調査を行った。
その際、74歳の老人の身元が判明し、未収の退職金10数万元と、
寧波2LDKの部屋を所有していたことが分かった。
老人は1985年に上海ボールペン芯工場を退職してから故郷の寧波に戻り、
定期的に上海へ来て退職金を受け取っていた。
しかし、1995年に工場が移転して受け取り場所が分からなくなってから、
生活に困り、ホームレス生活が始まった。
工場側の担当者によると、当時は通信技術があまり発達していなかったため、
移転の通知が行き届かなかったとのこと。
工場側も、この10年余りの間、老人の行方を探し続けていたという。
(8月29日)
~上海ジャピオン9月4日号より