飛行機に硬貨投げ大幅遅延  80歳女性、旅の安全を祈り

上海市浦東新区にある浦東国際空港で6月27日(火)、広州行きの中国南方航空機のジェットエンジンに乗客がコインを投げ込み、安全点検のため出発が約5時間遅れる出来事があった。

この乗客は80歳の女性で、搭乗の際に旅の無事を祈りコインを投げたと言う。これを受け中国南方航空修理部門は、約4時間を掛けエンジンの検査を実施。結果コイン9枚すべてを発見し、うち1枚はエンジンの中から見つかった。その後、上海市公安局国際机場分局はこの乗客に対し、秩序を乱したとして5日間の行政拘留に処したものの、高齢であることなどからそれ以上の処分は科さなかった。

専門家はこの出来事に対し、飛行機が動く前にほかの乗客が異常に気付いたこと、そして検査部門がエンジン内のコインを見つけ出したことの2つが幸いしたと指摘。もしコインを発見できなかった場合、100万元以上の損害が出る恐れがあったと話す。

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(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年7月7日発行号

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