上海市松江区の瀘亭北路上にある、立ち退きを拒否し続けていた物件の所有者が最近、2003年の第1回立ち退き通知から14年越しに、立ち退きに合意したことがわかった。
この物件は3階建てで、14年間道路の中央に1件だけ残っていたことから〝最もすごい立ち退き拒否物件〟と呼ばれていた。物件所有者によると、14年前に初めて通知が届いた際、土地使用権の証明書などが不十分であったことから充分な補償を受けられず、立ち退く機会を見失ったと言う。しかし今年8月、同区九里亭街道動遷办の主任らと協議し、相応の補償を受けることで合意に達した。
~上海ジャピオン2017年9月15日発行号