レンタサイクル業者実質倒産 デポジットの返金処理されず

上海市などで自転車レンタルサービスアプリを展開する「小鳴単車」が倒産危機にあるという報道を受け、同アプリ運営会社の関係者は11月23日(木)、同社は現在運営しておらず、代表者が行方不明であることを明らかにした。

関係者によると、社員の99%がすでに解雇され、主要経営メンバーも離職していることから、サービスを行えない状況にあると言う。これに伴い、同社が所有する自転車の整備やデポジットが返金されないなどの問題が勃発。専門家は、法律上デポジットは利用者のものであり、政府は即刻対策を立てるべきとしている。

なお今年上半期には、市内に約30社のレンタサイクル企業があったが、8月に市交通委員会が「レンタサイクル新規投入禁止令」を公布後、13社にまで減ったと言う。そのうち「悟空単車」や「3Vbike」、「小藍単車」などが軒並み倒産しており、いずれもデポジットの返金処理はされていない。

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(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年12月1日発行号

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