遼寧省営口市を出発した貨物船「長平」が1月2日(火)深夜、上海市宝山区の「呉淞口碼頭」近くで転覆。5日(金)時点で3人が救助されたものの、2人の死亡が確認され、8人が未だ行方不明であることがわかった。
事故発生当時は大雨が降っていた。救助された副船長の話によると、船は上海海事局呉淞交通管制センターの指示により一時停泊し、その後黄浦江への進入が許可されイカリを引き上げたところ、荒波に呑まれ転覆してしまったと言う。副船長は救命胴衣と木材にしがみつきライトでSOSを発信。近くを通過した船舶によって助けられた。
~上海ジャピオン2018年1月12日発行号