上海出入境辺防検査総站は3月26日(月)、市浦東新区の浦東国際空港と長寧区の虹橋空港において、新しい出国手続きシステムを開始したと発表した。
新たなシステムでは、まず出国審査所を、中国人と外国人で二分。さらに中国人の審査所には新しい自動出国ゲートを設置し、10秒ほどで手続きが完了できるようになった。
同ゲートは今年2月から設置されていたが、搭乗券のサイズが違っていたり、折れ曲がっていたりすると情報が読み取れず、ゲートを通過できない旅行客が相次いでいた。新しいゲートでは、各航空会社が旅行客の電子端末に送るQRコードも使用可能になり、搭乗情報とパスポートの電子チップをゲートにかざし、指紋と顔の認証を行えば完了すると言う。
また浦東国際空港では最近、タクシーの待ち時間が大幅に短縮。今年の春節休暇期間の時は、平均5分30秒ほどだった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2018年3月30日発行号