上海市徐匯区の「上海市世界外国語小学 浦北路校」から100㍍ほど離れた路上で6月28日(木)11時半、包丁を持った男が下校中の男子児童3人と保護者の女性1人を切り付ける事件が発生。4人はすぐさま病院に搬送されたが、児童2人が死亡したことがわかった。残りの2人は命に別状はなかった。
男は、通報を受け駆け付けた徐匯公安分局の警官や通行人らによって取り押さえられ、刑事拘留中。調べによると、男は今年6月に来海したばかりで、仕事が見つからず社会への報復として凶行に及んだと言う。事件当日の午後には、現場付近にロウソクや花を手向ける市民が数多く訪れ、深夜になっても人が絶えなかった。この事件を受け同校は、29日(水)に予定していた成績授与式を中止した。
同校の警備員は容疑者の男に見覚えがないと話している。また男は、事件前に学校向かいの粥店で食事を取ろうとしていたことがわかっている。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2018年7月6日発行号