市民に感染症対策を喚起 インフルエンザ流行の兆し

 上海市疾病予防コントロールセンターは、7月27日(木)、市民に対して、伝染性の感染症に対する注意を喚起した。また、特に7月下旬からは伝染病が流行しやすくなるとして、感染予防対策や、感染症の正しい知識を学ぶことを促した。これは、近年の気候の変化に伴い、市内でインフルエンザやデング熱などの伝染病の流行が懸念されているため。
 同センターによると、上海では近年、7月中旬あたりからインフルエンザが流行し始めている。ピークは8~9月で、感染範囲も拡大し、病状も深刻になる恐れがある。
 また、蚊などを媒介として伝染するデング熱は、まだ市内で発症した例はないが、周辺地域での発症状況から、今後脅威となる可能性がある。デング熱は夏から秋にかけて流行し、発熱や皮下出血などといった症状が現れる。
 同センターは、市外から来る児童に対し、インフルエンザの感染防止を目的として予防接種を実施している。
(7月28日)

~上海ジャピオン8月4日発行号より

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