広州ホンダの車両のみを狙った盗難が相次いでいる。
8月14日(月)、閔行区の検察院が、広州ホンダの車両のみを狙い合計7台を盗んだ安徽省出身の男性2人を、窃盗の容疑で公訴した。被害総額は110万元余り。
また、ことしの2月と3月にも、湖南省で同様の手口を使い広州ホンダの車両が盗難される事件が起きている。
広州ホンダでは、車輌にパスワードを利用したセキュリティーシステムを搭載している。
今回公訴された2人は、そのパスワードを、特殊な装置を使って解読し、犯行に及んでいた。手口は、特製の鍵を使い車内に侵入した後、同装置を使いセキュリティー網をかいくぐるというもの。
この事件に対し、広州ホンダは、「我々が設計したパスワードシステムは、国の関係部門の認定を受けている。品質に問題はなく、情報が外部に漏れることもない」と話しており、今後もこのシステムを見直すつもりはない考えを明らかにした。
一方で、上海永達車両メンテナンスの黄顧問は「パスワードシステムといっても、絶対に安全であるとは言いきれない」と話している。
(8月15日)
~上海ジャピオン8月18日発行号より