上海市静安区の「上海展覧中心」で8月14日(水)~20日(火)、今年で16回目の「2019上海書展(上海ブックフェア)」が開催されたことがわかった。
同展では会場面積が2万3000平米に上ったほか、市内各地の書店や図書館内計100カ所に別会場を設置。本会場では開場の1時間前から長蛇の列ができたという。
今年は中華人民共和国成立70周年の節目とあって、過去70年における中国の歴史や現国家主席に関するものなど、数多くの書籍を展示。また、復旦大学中国語学科の傅傑をはじめ、著名な専門家や作家が、各種講座を行った。今年は電子書籍や、QRコードを「微信(We Chat)」で読み取り、該当書籍で紹介されている音楽や専門家の解説動画を視聴できるもの、中国標準語と上海語の音声を聴けるもの、AR(仮想現実)を駆使したものなど、新体験のサービスを加えた書籍が多かった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年8月23日発行号