上海市を含む中国各地では1月10日(金)~2月18日(火)、春節に伴う帰省ラッシュ「春運」を迎える。期間中、中国全国での旅客輸送量は、のべ30億人に達する見込みであることがわかった。
中国国家鉄路集団有限公司によると、同期間は輸送能力を最大限に引き上げ、ピーク時は毎日、夜行列車を通常の50%増となる157・5両ほど増やす。空の便も、同期間の旅客輸送量が、過去最高ののべ7900万人に達する予想。政府交通運輸部の発表では、高速道路における混雑のピークは1月30日(木)とされ、18日(土)は帰省する車両で下り路線のラッシュが見込まれている。政府は今年の「春運」に対してビッグデータを活用し、旅客の流動動向や特徴を分析。輸送量の分配や能力向上に努めると同時に、白タクをはじめとする法外な料金を要求する不法な運輸手段の取り締まりを強化するなどの措置を取るとした。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2020年1月17日発行号