死亡宣告から5年 本人が退職手続き

上海市宝山区人民法院は、法律上の死亡を意味する「失踪宣告」から5年経っていた男性が、退職手続きに現れた、という事案を最近公表した。

同事案は2005年、この男性が家庭内不和を理由に家出し、安徽省の工場で働くようになり、その後一度も家に戻らなかったことが発端。男性の娘が、14年の母親の死を機に、父親である男性の失踪宣告申請を行った。ところが19年に、60歳を迎える男性が定年退職の手続きのため上海市に戻ったところ、手続きができなかったことから、死亡扱いとなっていたことが発覚。失踪宣告の取り消しが行われた。

~上海ジャピオン2020年9月25日発行号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP