市消費者保護委員会は、1月18日(月)、
中国の風習である旧暦大晦日の晩餐「年夜飯」の販売に暴利が見受けられるのを受けて、
消費に関する今年1回目の注意を喚起した。
「年夜飯」とは、「除夕」と旧暦の12月31日に、血縁者一同で楽しむ豪勢な食事。
市消費者保護委員会によると、飲食店や食品会社によっては、
通常の料理名を縁起担ぎの名前に変えただけで値上げしているところもあると指摘。
消費者に対して、内容と料金が見合っているかどうか、冷静な判断をするようにとアドバイスした。
一方で、今年の春節は2月14日(日)でバレンタインデーと重なるため、
春節に家族揃って食事をする「団円飯」は減少傾向にあることも分かった。
上海餐飲協会によれば、近年は、中国伝統文化を重視する若者も増えているという。
しかし、春節の家族重視という伝統は、恋人重視のバレンタインデーに軍配があがったとの見方を示した。
(1月19日)
~上海ジャピオン1月22日号より