上海市住宅管理局は最近、多層階住宅へのエレベーター設置作業に関する報告を行い、年内には1000基以上の設置が完成すると説明した。
エレベーターの設置は、上海市の人口高齢化対策の中で最も重要な項目に位置づけられている。アパートの所有者はエレベーターの設置費用として住宅積立基金を利用できるが、異なる階層の住民から徴収する設置費用のバランスが核心的な問題になっていた。上海市住宅管理局では設置のための財政補助金を一基につき24万元から28万元に引き上げており、利用の指導を進めるとしている。
~上海ジャピオン2021年6月4日発行号