ゆとり教育〝双減〟政策 子どもの出迎え風景に変化

上海市を含む全国各地では9月1日(水)、中国政府による〝双減(義務教育段階における宿題と、校外教育活動における負担のダブル軽減措置)〟政策実施後初の新学期を迎えた。

同政策では、小学校は8時20分以前の授業禁止、放課後2時間以上の指導サービス実施などを規定。これにより、これまでは午後に祖父母が孫を迎えに行く家庭が多かったが、今では17時半頃に父親または母親が子どもを迎えに行く家庭が増加した。また多くの家庭で、放課後サービスで子どもの運動量が増えることを期待しているという。

一方、学校で過ごす時間が長くなったことで、放課後の学童保育サービス利用者が減少。これらの機関は代わりに、スタッフが自宅まで足を運んで子どもの朝食や歯磨きなどの面倒を見る〝出張朝託児サービス〟の提供を開始した。(9月6日)

 

 

(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年9月10日号

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