金山区の石油化学工場で火災 1人死亡、36時間後に鎮火

上海市金山区にある「上海石油化工股份有限公司」化学工場で6月18日(土)4時頃、エチレングリコール装置から火災が発生。1人が死亡、1人が軽傷を負った。火は36時間後に鎮火した。事故原因は調査中。

目撃者によると、火災発生当時は爆発音が複数回鳴り響いたという。上海消防救援部門はただちに消防隊員563人と消防車113台を出動させ、消火・救出活動を開始。18日(土)11時過ぎには火の勢いが収まり、翌19日(日)16時半には、燃焼を続けていた破損パイプも鎮火した。

また同社は火災発生と同時に、工場と外部の揮発性有機物の観測と、排水口に対する検査を開始。同区生態環境部門も水・空気への調査を行ったが、影響はなかったという。火災が発生した1号装置では、毎年25万5000㌧のエチレングリコールを生産していた。(6月19日)

 

 
~上海ジャピオン2022年6月24日

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