4割が地方出身者と 上海人の結婚観に変化

 上海人と地方出身者の結婚が増えている。上海市民政局によると、全体数から見た割合では、毎年2%の速さで増加しており、現在結婚する夫婦の4割近くは、上海人と地方出身者の組み合わせ。
 昨年市に婚姻届を提出した10万297組のうち、上海人と地方出身者のカップルは3万5903組で、割合は35・8%。これは9年前から19ポイントの増加。ことし上半期では、7万9032組のうち、同様の婚姻は2万6788組で、全体の38・36%。地方出身者との結婚に閉鎖的と言われる上海だが、数字はその結婚観の変化を示している。
 市内の結婚紹介業者によると、現在紹介所に登録する上海人男性の4割は、地方出身女性との結婚も受け入れていると言う。また、多くの上海人女性は、恋人に求める条件に、出身地より人格や能力、将来性を重視する傾向にある。
(11月23日)

~上海ジャピオン12月1日発行号より

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