万博開幕から6月1日(火)で1カ月。
当初、出足は低調だったが、コンビニでのチケット販売開始などで上向き始め、
5月29日(土)には50万5000人と初めて1日の入場者数が50万人を突破、
日本館などは4時間待ちとなった。
来場者数が伸びる一方で、各国パビリオンの間では物資搬入管理の厳しさや、
自国スタッフへの対応などに不満の声も挙がっている。
チェコ館の関係者は、自国スタッフへの臨時居留証が出ないことに反発し、
「5月中に閉館する」と閉館をちらつかせて改善を求める電子メールを5月上旬、運営委員会に送ったという。
チェコ館の問題は解決したとされるが、治安当局の物資安全検査はなお厳しく、
補修工事に使う器具などの持ち込みにも時間がかかり、関係者を悩ませている。
入場者数7000万人という目標達成に向け、夏休み期間中は学生が大量動員される見込み。
1日の入場者数はさらに増える可能性があり、熱中症防止のための日よけ対策も課題となっている。
(5月30日)
~上海ジャピオン6月4日号より