昨年11月に逮捕された携帯電話メールを利用した詐欺組織の公判が、12月4日(月)、上海市第一中級人民法院で開かれた。同組織は、100名近い携帯電話利用者から、「資金の安全保護」などの名目で、合計394万元を騙し取った疑い。今回起訴された4名の被告らは、いずれも起訴事実を認めている。
調べによると同組織は、昨年8月から上海地区の携帯電話に対し、「銀行口座の顧客宛て」とした偽メールを大量に送信して詐欺行為を行っていた。メールで、キャッシュカードが不正使用されていると警告し、口座番号を聞き取るという手口。組織の一員が警官に扮し、口座預金を移すよう直接指導していた。この手口から、計94人が被害を受けた。
(12月5日)
~上海ジャピオン12月8日発行号より