申込者
「宝石採掘に行きたい。婚約指輪を作ってプロポーズしなきゃ！」


ジャピオン旅行社

　一昔前は〝婚約指輪は給料の３カ月分〟なんて言ったものですが、大事なのは気持ちですよね。
目指すは山東省?坊市から西へ約40㌔に位置する「昌楽県」。ここは１９８０年代にサファイアの鉱山が次々に見つかって一躍注目を浴び、今なお採掘が行われている場所です。これまでの埋蔵量は数億カラットを越えています。中国で宝石を探すならここがお薦めです。硬座で約15時間かけ?坊市まで行き、そこからタクシーに乗って昌楽県に向かって下さい。
着いたら早速鉱山へ。あ、でも採掘道具がないですよね。ではツルハシを購入しておきましょう。準備はこれで万端！ いざ鉱山へ。多分商業採掘が行われており勝手に掘ると怒られるので、ちゃんと現場監督を説得してから、どうぞ。「見つからなかったら、プロポーズもできない」。そんな背水の陣の覚悟で、一心不乱にツルハシで掘りまくるのみです。
え、見つけたとしても台座がない？ …お客様、私は台座など採掘現場に落ちているナットで充分と思っております。なぜなら名ドラマ『１０１回目のプロポーズ』でそんなシーンを見たから。それにその時は成功していました。だから大丈夫！
婚約指輪など、原石をヤスリで磨き、接着剤でナットにくっつけたような無骨なもので充分です。指輪とは、相手を想って、はめ続けた分だけ輝きも増していくもののはずですから。
　では、ご希望のプランが完成致しましたので、旅程をＦＡＸでお送りします。

婚約指輪を掘り当てろ！

山東省でサファイア採掘ツアー