水滸巡礼~108の足跡~解宝

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ゆかりの地 山東省済寧市汶山県
あだ名   両尾蝎
職業   歩兵軍頭領
宿星    天哭星
山東省煙台市蓬莱市出身。兄の解珍(かいちん)とともに地元では名の知れた猟師だった。後に無実の罪で捕えられ、牢番たちの協力を得て脱獄し梁山泊に逃げ込む。加入後は、歩兵軍で活躍。最期は方臘の戦いで討ち死にした。

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登州の猟師兄弟
虎を刺す山塞の蠍

解宝は、登州(現山東省煙台市蓬莱市)の猟師。兄に地元では名の知れた猟師、解珍を持ち、常に一緒にいた。兄と同じく虎や豹の毛皮で作った衣服や「点鋼叉(てんこうさ)」と呼ばれる長槍の武器をそろえ、腕前も彼に劣らなかった。2つ尾の蠍を意味する「両尾蝎(りょうびかつ)」のあだ名でよばれた。
ある日、役所から猟師たちに虎退治の指令が出る。解宝は兄とともに山に入り、3日がかりで狩りを行ったが、虎は庄屋の毛太公の屋敷に逃げ込んでしまった。解宝らが虎を追って屋敷に入ると、同じく虎を狙っていた毛太公らに強盗扱いされ、捕縛される。その後、従兄弟である顧大嫂(こだいそう)らによって救出され、牢から出た解宝らはここぞとばかりに暴れ回る。これが一大騒動となり、解宝ら一行は追われることに。逃亡の果て、梁山泊に行き着き、豪傑たちの一員となった。

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方臘の戦いに出陣する解宝
戦場では、兄弟ならではの連携を用いた戦法が多く、敵軍への探索や撹乱などの任務を引き受けた。最期は、方臘の戦いで矢を浴び、戦死を遂げた。
解宝らが東兵府攻めで訪れた済寧市汶山県。市内を黄河支流・大汶河が流れ、北魏時代に建立された宝相寺が有名。かつてこの地で、梁山泊の蠍が、兄と激しく暴れたことだろう。

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【アクセス】

①上海虹橋空港から空路にて済寧曲阜空港まで約1時間半
②上海駅から兗州駅まで、快速列車で約10時間、硬座105元

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~上海ジャピオン2014年10月17日号

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