老舗迎賓館で迎える
世紀の皆既日食ショー
マダム友との最近の話題といえば、もっぱら「日食」です。
みんな意外とロマンチストなので、世紀の天体ショーと言われる今度の日食に興味津々のご様子。
特に上海は、皆既日食が見られるゾーンにドンピシャなだけあって、マダムの中にはやれ崇明島だ、
やれ杭州までいって銭塘江の逆流も一緒に見るだの、気合入りまくりな友人も少なくありません。
もちろん、私もご多分にもれず、天体ショーという言葉に胸をときめかせている1人。
幸い主人も天体好きで、7月22日は主人も半休とるからどこかに見に行こうと言い出しました。
VIP仕様のホテルで
皆既日食を見るならやはり、さえぎるもののない広い空が必要。
ビルの林立する上海にそんなところ、はて…。と考えていると、思い出しました!
半年ほど前に宿泊した「虹橋迎賓館」でございます。
ここは敷地がだだっ広い上、周りに高い建物もなかったはず。
思い立ったが吉日、いつものホテルサイトで空き状況を早速確認。すると、頼もしいことに日食プランが用意されていました!
このプランは、ビジネスガーデンビューの宿泊に朝食2人分が付いて650元。
クラシカルなお部屋にはバスタブもついてますし、前日からのスタンバイにもってこいですね。
長時間観測は朝食と
日食のタイムスケジュールを調べてみると、予定通りならば、8時23分から欠け始め、
最大皆既日食になるのは9時36分~41分の間とのこと。
朝食ビュッフェのレストランになっている「パームアイランド・カフェ」は、天井が大きなガラス張り。
なので、欠け始めは紅茶でもすすりながら、焼き立てパンや果物、ハムなど豊富な朝食をほお張り優雅に堪能するとして、
お腹を満たした後はガーデンに飛び出し、皆既日食といこうじゃありませんか。
広々ガーデンにて
ホテルサイトの紹介によれば、緑地総面積は約20万平米だとか。
とりわけ広い芝生は「ロイヤルガーデン」と呼ばれ、ガーデンウエディングなんかも行われているみたい。
ロマンチックな雰囲気が、トレ・ビア~ン!
その広さは、キャッチボールやワンちゃんとのフリスビーなんかも余裕でできちゃいそうでした。
これなら、憧れの「ダイヤモンド・リング」もばっちり観測できるハズ。
そういえば、昨年は、ある芸能人カップルが、中東のどこぞやの皆既日食でダイヤモンド・リングが現れたと同時に、
指にダイヤの指輪をはめて「結婚してください」とプロポーズ、なんてニュースもありました。
うちのご主人様もそんなイキなはからいをしてくれないかしらん。
~上海ジャピオン7月3日号より