六堡茶で身体ポカポカ

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。

３２１号線制覇の旅３日目の朝は、がんばって早起きをして梧州市内をブラブラと散策してみることに。ふと目に付いたのは「六堡茶」の看板。「八宝茶」の親戚かと思って注文してみたら、プーアル茶みたいなやつが運ばれてきた。おや、後味がスーっと爽やかで、身体もポカポカ温まってきた。こりゃいい！　心も身体も準備万端になったところで出発だ！

優雅な川下りを満喫

優雅に出発したものの起伏のある山道が続くとさすが厳しいぜ。坂道をダンシングしていると、トラックに乗った強面のおっちゃんが声をかけてくれた。何と桂林まで行くというから乗せて行ってもらうことに。ラッキー！　おかげで昼過ぎには桂林市内に到着した。

予定よりも早く着いたので、せっかくだし憧れの「漓江下り」を体験しちゃおっと。漓江の水墨画のような風景をじっくりと堪能し、世界はでっかいなあ、なんて思っていたら下流の終着点である陽朔に到着。船着場からロードバイクで南西に10㌔ほど走ると、中腹に丸い穴が空いた不思議な山が！　「月亮山」という有名な山で、〝かめはめ波〟でぶち抜かれたみたいなおもしろい形は必見だ。

よーし、市街地に戻って名物「桂林米粉」でも食うか。「米粉」ことビーフンは、桂林人のソウルフードと言われてて、地元の人は毎日これを食べるらしいぜ。どこかのうどん県みたいだな。

パワーチャージしたところで、さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

 

 

 

 

～上海ジャピオン2016年03月11日発行号