東北の工業都市を出発
オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。今日から国道205号線の旅をスタート!205号線は、河北省泰皇島市山海関区から始まって、最後は広東省の深セン市までを結ぶ長距離路線だ。最近は短距離を数日で走破してたけど、久々の長旅だから気合い入れていくぜ。
まずは、秦皇島市の中心街に到着!ここは、北京市や天津市に近く、渤海に面してるんだけど、国内で最大規模の貿易港があって、〝中国経済の天気図(指標)〟とも呼ばれているんだ。それに、秦の始皇帝の時代から栄えていたらしいから、中国の昔と今を一気に味わえる場所でもあるんだよな。
何はともあれ、腹ごしらえからだな。やっぱ旅でいろんなところに行くからには、その土地の料理を頼まなくっちゃ。ってことで〝特色菜(名物料理)〟って書かれてる「煎餅合子」にしよう。モチモチの皮の中にニラ玉、あとプリプリのエビも入っててウマいな!おばちゃん、もう1皿ちょうだい!
ふう~、ついつい食べ過ぎちゃったぜ。さあ、お腹も満たされたことだし、唐山市へレッツエクササイズ、いやレッツゴー!
貿易港夜景に見とれる
次の市、唐山市に到着。ここから万里の長城が、唐山市やさっきの山海関区にも続いていたりで歴史ある都市なんだけど、北京市と渤海の中間地点にあるということで工業も発展しているんだ。おっと、体力温存のつもりでペースを緩めて漕いでたらもう日が暮れてきたぞ。日本では今工場夜景が人気だけど、ここの貿易港夜景もキレイだな。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!
~上海ジャピオン2016年09月23日号