最古の龍が眠る遺跡
オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。う~ん、空気がおいしい!今日は早起きして三門峡市の「黄河公園」に来てみたんだ。大きな川を目の前にすると、心が広くなりそう。昨日、宿のおばちゃんとWi―Fiが繋がらなくて揉めたことなんて、この河に流して忘れちまうか…。
そうそう、この近くに「三門峡虢国博物館」ってのがあるんだけど、西周の時代の墓が500も発掘された「虢国墓地」とか、新石器時代の文化である仰韶文化の遺跡「西水坡遺跡」とか、三門峡辺りには超貴重な遺跡がたくさんあるんだよな。ちなみに「西水坡遺跡」で発掘された6400年前の龍虎のレリーフは、中国で最古の龍だとされているんだって。最初に龍を考え付いた人ってスゲーよなあ。まぁ、オレはホントにいたと思ってんだけど。
華山の目の前に到着
さ~て、次の街「華陰市」に行く途中にも、歴史的建築物があるんだよな。それがここ「潼関古城」。建安から明の時代まで軍事の要所とされていたところで、小高い山の上に佇む城は映画やアニメに出てくる城そのものって感じ。厳つい城門とか、城壁がカッコいい~、当時の将軍はここから、自分の領土を見下ろしていたんだろうな~。
今日の目的地「華山」で有名な華陰市に到着…っていうか、もう目の前が華山じゃん。うひょ~、さすが中国五名山のうちの1つ、デカくて広い!今日は麓を散策して、明日上の方に登ってみよう。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!
~上海ジャピオン2017年9月1日発行号